出産準備・入院準備と費用・切迫早産対策・立会い出産をわかりやすく解説

立会い出産の準備・心得

我が家では、当初より立会い出産絶対希望していたので立会い可能な病院をはじめから調べて受診しました。 立会い出産については、賛否両論あるようですが、パパ・ママともに希望するのであれば立会い出産は絶対お勧めです。 あの感動の瞬間は夫婦で共有すべきだと思います。

立会い出産のメリット・デメリット

メリットといえば、家族の絆が強くなり貴重なわが子の誕生の瞬間を共有できることだとおもいます。 ママにとっても パパが出産時に横にいてくれるだけでも安心感があります。 腰を押したりして物理的なサポートもありますが、 精神的なサポートが一番心強いです。

デメリットは、逆にパパが立会い出産に乗り気出ない場合に良く見受けられるようですが、 ママが痛がってるところを見ているのがつらいことや、 出産後に、女性として見れなくなるという意見もあるようです。 メリットデメリットがあるので良く話し合って、立会い出産をするか検討しましょう。

両親学級へ参加

立会い出産をする場合には、両親学級などと呼ばれている講習を事前に受けないといけない場合があります。 これが、平日のみだったりするとパパさんにはお仕事をお休みしてもらわなければならないので、 少しハードルがあるかもしれません。 この講習では、陣痛の際の呼吸法による痛みの逃し方や、どうやってさすってあげたらいいか?赤ちゃんのケアの仕方などを教わります。 覚える内容はそんなに無いし難しいものではないので、リラックスして講義を受ければいいと思います。

分娩のサポート方法

分娩時に立ち会うので当然の事ながら、サポートの方法についてを事前に学ぶ必要があります。これは両親学級等で 教わることもあります。どうやって痛みを逃がすか、どうやったらスムーズな分娩が可能かなど ビデオをみたり、呼吸法を実際にやってみたり・・・といった内容です。 ラマーズ法については後ほどちょっと解説します。

産後の赤ちゃん沐浴指導

次に産後の育児ですが、沐浴指導がありましたベビーバスに入れて、温かいお湯をかけてあげて 体を拭き拭き。丁寧にやらないと、湯船に落ちてしまいます。 また、首が据わっていないので首を支えながらの 作業ですのでコツがつかめないと難しいです。 また、肌着の着替えも要領よく覚えましょう。

赤ちゃんオムツ交換

おむつ交換も必須項目です。手早く行って、寒がらないように行う必要があります。

ラマーズ法を覚える

出産が立会いできるケースは自然分娩で、帝王切開等の場合は不可能です。 自然分娩となると、ラマーズ法をママもパパも覚えるのが定石です。 ラマーズ法とは、自然分娩の呼吸法で、分娩の段階を理解しておいて その段階にあわせた呼吸をして、赤ちゃんに酸素を途切れることなく 送りながら分娩の苦痛を和らげることが可能といわれています。

息を吐くことを基本の動作として覚えておきます。 息を吐ききれば自然と息を吸うことができるためです。

・初期
陣痛初期は、ふ〜ふ〜って感じで、息を吐き出します。 ゆっくり、ふ〜っと吐き出して、ゆっくり吸うイメージです。

・痛みが少し強くなってきた段階
今度は少し、吸うことも意識して、ひっふ〜っのようなイメージです。

・さらに痛みが強くなってきて子宮口が開いてきた段階
さらに、陣痛が進行してきて、間隔が1〜2分になったら このステージです。 ひっひっふ〜のような感じで、呼吸します。

・のがし期
まだいきんではいけませんといわれている段階ですが、 この段階が一番辛いといわれています。 ひっひっ、ふ〜、うん。 と最後にいきみを逃すように します。 言葉で書いていると簡単そうに見えますが 難しいです。思わずいきんでしまいますが、怒られます。

・分娩期
いきみます。 いきんでいない時は、深呼吸するようにします。


立会い出産の準備

立会い出産当日はいつ訪れるかわかりません。講習を受けても必ず出産に立会えるとは限りませんが、 なるべくスムーズに立会い出産を迎えられるように準備しましょう。特に会社の職場には立会い出産することを 理解してもらっていたほうがいいと思います。急に産気づいて早退もしくはお休みとなり、 そのまま出産から出産入院中までしばらくお休みになる事も十分にありえますので、事前のお仕事の調整は必須といえます。

また、上の子がいる場合は預け先を用意しておきましょう。 パパが立会い出産に臨んでいる間は当然の事ながら、子供の面倒を見る人が必要です。 (同室で、一緒に立ち会える環境ならばいいのですが、分娩が深夜になることも多いので 準備は必要かと思います。)

さらに分娩時間が長くなることも予想して、なるべくパパも楽な格好に着替えて 立会い出産に備えておいたほうがいいと思います。 分娩室への入室は、ママと同時でないとNGでしたので、たとえばパパがお仕事中に 陣痛がきていたとして、あわてて駆けつけてもママがすでに分娩室に入ってしまっていたら 分娩室への入室を断られるケースがあるようです。

また、先にお産に入っている ママさんがいると、分娩室が個室ではないのでNGな事もあるようでした。 さらに、分娩室への出入りは、衛生に特に気をつかわなければいけないので、 注意してください。

写真撮影等

立会い出産時に写真撮影等は出来ないところもあります。(うちの場合は撮影禁止でした) 脳裏にしっかりと焼き付けておかないといけません。 また子供たちの入室ができるかどうかも確認しておきましょう。

パパの役割

陣痛室では、腰をさすってあげましょう。痛みを少し緩和できます。(気休め程度ですが) マッサージのときにはテニスボールを使ってマッサージすると良いです。 テニスボールが硬さも大きさもちょうど良いのでお勧めです。 本陣痛が来ているときは、テニスボールでかなり力をいれて押していても 押されている感覚がないようですが、一生懸命押してください。

分娩室に入る前には、衛生に注意しましょう。 手を良く洗いアルコールがある場合はアルコール消毒を忘れずに。 分娩室に入ったら、出来ることも限られてしまいます(病院によると思います) マッサージできるのであれば、腰を押してあげると良いでしょう。 また、いきむときは肩を持ち上げてあげると、いきみやすくなり助かります。 痛く苦しいママさんをサポートしてあげてください。 無力感もややあるかもしれませんが、応援するしかありません。 そばにいてくれるだけで心強いのです。

無事に生まれたら二人で感動を分かち合いましょう。 本当にこの瞬間は感動します。頭が見えてきた時、出産した瞬間に こみ上げてくる感情は言葉には言い表せません。 この感動の瞬間に立ち会えたことを神様に感謝して、家族の絆がより深まったことを 実感できるでしょう。

赤ちゃんの産声とともに、パパ・ママからのメッセージを入れることができるところがあるようです。

立会い出産の感想

つらいつわりから妊娠期間がはじまって、安定期かと思いきや切迫早産で入院となり 心配が尽きない妊娠期間を経ての出産でしたので、心配は尽きず、とにかく、大変な数日でした。 そして、大変だった分以上の感動をもらいました。 もちろん、お腹も痛ければ後陣痛も痛いし、赤ちゃんもお世話してあげないといけないので産後も大変ですが、 出産という大変なハードルは二人で乗り越えれば怖くないし、これからの困難にも立ち向かえる勇気をもらえた気がします。

そして、この感動は多くの人に味わってもらいたいと思ってこのページをまとめています。 もちろん、事情が許さない夫婦もたくさんいることだとは思います。 核家族が進んでいる昨今、人手が足りずに苦労することも多いでしょう。 でも、それでもこの貴重な瞬間を夫婦二人で迎えることはとても意義の大きなことだと思っています。

追加情報

最近、入手した情報によると、我が家で立会い出産した産婦人科が立ち会い出産のサービスを やめてしまったそうです。なんでも看護師さんがかなり不足気味で 対応体制がとれないとか。 残念なことです。 でも、ギリギリセーフだったのかもしれません。あぶないあぶない。 こんなことにならないように事前にちゃんと調べておかないといけないですね。
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